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設立準備会での男女平等部会の説明骨子

設立準備会での男女平等部会の説明骨子

2010年1月29日に開催された、市民キャビネット設立準備会では、各部会に10分以内の発言の機会が与えられ、男女平等部会からは、部会の呼びかけ人として、すぺーすアライズの鈴木が発言をいたしました。発言の骨子を紹介いたします。

男女平等部会に参加なさりたい方は、allies@crux.ocn.ne.jp(暫定的に連絡先です。)までご連絡ください。
次回の日程について、後日、お知らせいたします。

骨子

こんにちは。男女平等部会の呼びかけ人の、すぺーすアライズの鈴木です。
2010年1月12日に、市民キャビネットの男女平等部会の設立準備会を開催し、部会の設立をいたしました。ただし、広報が行き届いていなかったため、部会の設立準備会にはあまり多くの人が集まらず、今後幅広く呼びかけていきたかったので、設立準備会では部会の座長を決めることはせず、鈴木が引き続き連絡事務を当面は続けることになりました。また本日の市民キャビネット設立準備会用の部会としての統一提案資料はございませんが、男女平等のテーマは幅広く、関わっている方のなかで、1枚での提案に絞るための時間がありませんでしたので、別途お配りした女性差別撤廃条約についての資料を本日の暫定的な提案としてお持ちしました。

提案書は、新政権による、国連の女性差別撤廃委員会の勧告の実施を求めるという内容です。2009年8月に、国連の女性差別撤廃委員会から、日本の女性差別の現状に対して厳しい勧告が出されています。その内容は、国内で差別について救済が得られない場合に国連に救済を求めることができるための選択議定書の批准、国の中の人権や差別を有効に救済するため仕組み、女性に対する暴力、雇用や教育の場の平等、女性の健康の課題など多岐にわたっています。本日お持ちした提案は、これらのさまざまな女性差別をなくすための政策を新政権が実現して欲しいというものです。日本は、総括的に見れば経済的には豊かではありますが、さまざまな格差が大きく、ジェンダー分野での男女格差の統計を見ると、国際的には恥ずかしいレベルです。不平等、不公正な社会は不幸な社会です。
女性の中でも、貧困な女性や、社会の周縁に追いやられた女性たちの課題は、おととしの世界同時不況後、より深刻になっており、その解決は日本社会にとって喫緊の課題です。
また、日本が国際社会において名誉ある役割を果たすためには、条約を含めて国際公約を果たし、国際分野でもジェンダー平等や女性の人権の実現において、日本政府がリーダーシップを取ることが求められています。

男女平等部会では、ジェンダー平等、つまり性によって差別をされないこと、と、女性のエンパワーメント、つまり女性たちが本来持っている力を制度や文化によって発揮できないことがないようにすること、を政策の中で実現していくことを目指します。すべての社会問題に女性の課題が含まれていますが、時にすべての課題に含まれているからということで、ジェンダー平等はだれも実現に責任を持たずに置き去りにされがちな分野でもあります。そのため独立した部会を設置して、ジェンダー平等の視点から、女性政策はもちろんのこと、さまざまな政策すべてについて女性にとってメリットがある政策になっているかを点検していく必要があり、この部会が誕生しました。

ジェンダー平等の分野で、政権に幅広い市民の声を届け、
政府の果たすべき役割や責任についてはこれを追求し、
ジェンダー平等と女性のエンパワーメントについて市民が担い手になりつつ、
同時に、官の都合がよくて安上がりな民の使い方には対案を提示する、
そのようなことを男女平等部会では目指したいです。

部会に参加したい方はご連絡をお待ちしています。
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